2016年09月05日

脱ぐか、脱がないかは本人の自由

 FKKの理念は「衣服は自然の姿を覆い隠す偽りのもの」だ。木柵で囲まれた敷地の中は別世界が広がる。バドミントンを楽しむ若者たちも、身につけるのは靴下とスニーカーだけ。湖畔を散策する家族連れは裸にリュックサックを背負う。斧を振るってまき割りに励む老人も、庭先で優雅にお茶をすする夫婦もやはり素っ裸だ。

 とはいえ、裸になることを強制はしない。湖やプールに入るとき以外は、脱ぐか、脱がないかは本人の自由だ。一方で「他の会員を尊重する」ことを不文律とする。例えば、相手の体をじろじろ見るのはご法度。写真撮影も事前に許可を得なくてはならない。

 その起源は古代ギリシャやローマ帝国の時代までさかのぼるとされる。「裸の本」の著書があるオーストリア人研究者、フォルクマール・エルマウターラー氏(59)によると、20世紀初頭にFKK文化が花開いたのは中欧、とりわけドイツとオーストリアだった。

 「カトリックの保守的な思想が根強いフランスや南欧は遅れた。他方、個人でFKKを楽しむ傾向が強いオーストリアに対し、ドイツでは組織化が進んだ」とエルマウターラー氏は分析する。
posted by ft5hu7s1 at 10:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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