2018年02月07日

フォトグラファーがインフルエンサーを見出している?

 非公式組合のリーダーであるNabile QuenumはAFPの取材に対し、この抗議は「誰かを辱めるためではない。共通の問題だ。ただ敬意を示してほしいだけだ」と話した。「モデルたちはフォトグラファーのおかげで有名になる。我々がクールだと感じる人を撮るからだ。我々が誰かを撮影するということは、その人がクールだと言っているのと同じこと。そして人々はそういった人からインスピレーションを得ている」

「ブランドは(我々の作品で)どの人が良いとされているのか、誰に市場価値があるのか、どういった人が彼らと顧客をつなげるために投資する価値があるのかを知るのだ。なぜか(インフルエンサーたちは)、我々が見出しているのだと忘れてしまっています」とQuenumは明かす。

 以前はブランドもインフルエンサーたちも「著作権保護された写真」に敬意を払っていたのだと、インフルエンサーたちを撮り続けて8年目のQuenumは言う。しかし、近年増えてきた「少数派」はそうではなかった。フォトグラファーたちに使用料を払わずに営利目的で写真を使う者が増えてきたのだ。

 パリコレ会期中の9月29日に行われた「イッセイミヤケ」のショー会場の外で日本人フォトグラファーのKojiはまん延した著作権侵害の影響で作品をインスタグラムに投稿するのを辞めたと言う。「他人が私の作品を盗み使い、私の名前を掲載してくれないのに、なぜ更新しなければいけないのか。もううんざりだ」と付け足した。
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2018年01月08日

アルルカン(道化)

 近代絵画の父ポール・セザンヌを代表する単身人物像のひとつ『アルルカン(道化)』。
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 本作は1888年から1890年にかけて4点ほど制作された、セザンヌの息子ポールをモデルに≪アルルカン(道化師)≫を画題とした作品の中の1点である。画面の中央で斜めに構えたアルルカンは、白い三日月の帽子を被りながら、やや首を傾げ立っているが、その顔立ちは簡素化(抽象化)されており明確な感情を見出すことはできない(無表情の印象が強い)。

 身に着ける独特の衣装もアルルカン(道化師)らしく、赤色と黒色が規律正しく交互に配された菱形模様(ダイヤモンド模様)が施された奇抜さが際立っている。さらに右手には白色の木の棒(または木剣)が持たされており、身に着ける衣服との色彩的対比は観る者にアルルカン(道化師)の印象を強く植え付けさせる効果を発揮している。本作で最も注目すべき点は、やはりアルルカン(道化師)が身に着ける赤色と黒色の衣服にある。
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2017年12月07日

高度が上がるにつれ青々と色彩が変化してゆく空の美しさも本作の大きな見所である

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 画面中央では井戸の周りで水を汲む二人の女性が対称的に配され、その遠景には帰路に着く女性がひとり、両手に水瓶を持って丘を登っていく。この画面の大部分を支配している井戸や丘など大地の山吹色と対照的色彩で配置されるのは、画面最前景の草地(と女性らが手にしている水瓶)の緑色と、画面左部分の海景の青色である。

 双方ともアクセント的な鮮やかさで画面内へ効果的に配されているが、特に海景の陽光や灯台の光を反射した輝くような光の粒の表現は特に秀逸の出来栄えである。また最遠景の微かに望むことができる山々の繊細な色彩表現や、高度が上がるにつれ青々と色彩が変化してゆく空の美しさも本作の大きな見所である。
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