2017年11月07日

手鏡を覗き込む母親の姿

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 手鏡を覗き込む母親の姿。本作は画家が生涯の中で数多く制作している≪母と子≫を画題とした作品の中の一点で、本作は視力の衰えが顕著になる数年前に手がけられた晩年期の作品となる(画家の視力は1910年頃から衰え始め、数年後には絵画制作そのものを断念せざるを得ない状態にまで悪化した)。

 手鏡に映る自身の姿を見る幼児。画面中央から右に緑色の椅子に座る母親と、左に母の膝の上に座る子が配されており、両者が一緒に持つ手鏡には子の姿が映り込んでおり、本作には母と子の温かで緊密な関係性と、子に対する母の豊かな母性が良く示されている。

 手鏡に映った幼児の姿。鏡を利用した複雑な空間構成(手鏡の置くにも椅子と同じく緑色の鏡が置かれている)と、それと対応するかのような茶色の壁による平面化は、画家の並々ならぬ創意と工夫の賜物であり、本作ではそれらが優れた結果として画面の中に表れている。
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2017年10月28日

「本物のメラニアさんは名乗り出て」が14万越えのシェア

 ドナルド・トランプ米大統領(71)とメラニア夫人(47)の初来日を控え、東京都内やその周辺の交通規制が厳しくなることを予想し、密かにゲンナリしている『女子SPA!』読者も多いのではないでしょうか?

 そんな大統領夫妻の訪日が正式発表された約2週間前、現地アメリカでは夫人の「影武者説」が浮上。読者のみなさんのため息をよそに、アメリカのSNSではメラニア夫人をジョークのネタに大盛り上がりしていました。

 きっかけを作ったのは、プエルトリコのハリケーン被害について会見を行う大統領夫妻の10月13日のニュース映像。

 オーバーサイズのサングラスにトレンチコートとクールに決め、大統領の後ろに無表情で立つメラニア夫人を見たSNSユーザーが「これはメラニアじゃない!」と騒ぎ立てたことで、イギリスのBBCニュースなど海外メディアも取り上げる珍事に発展したのでした。

『Daily Mail デイリー・メイル』によると、「本物のメラニアさん、お願いだから名乗り出てちょうだい。模型が会見の場にいるわ」というフェイスブックの投稿は数日間で14万回以上シェアされ、「視聴者にこの女性を夫人だと信じさせようとするなんて全く驚いたね。他にどんな嘘をついていることやら」と嘆いたツイートは11万以上のいいねを獲得したのだとか。

 そこから火がついて「影武者説」を笑いのネタにする動画や写真をツイートして面白がる人たちが続出、一大トレンドとなりました。
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2017年10月18日

母であり画家でもあるモリゾの愛情と幸福に満ちた感情である

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 娘ジュリーが生まれたのが1878年であることから、本作はジュリーが2〜3歳の姿を描いた作品であると推測されるが、その姿からは明確な年齢を計ることはできない。しかし本作において最も重要な点は、父と娘による肖像作品の中に込められた、母であり画家でもあるモリゾの愛情と幸福に満ちた感情である。

 娘ジュリーは父の膝の上に置かれた街の模型で遊び、父ウジェーヌはそれを優しく見守る。この何気ない日常の場面の中にモリゾは明らかに満ち足りた幸福と充実感を感じており、それは本作に描かれる美しく庭に咲く花々の明瞭な色彩や、家族の温もりを感じさせる(作品全体から醸し出される)雰囲気に見出すことができる。

 またモリゾ独特の自由奔放かつ躍動感に富んだ力強い筆触による各部分の描写も、本作をより魅力的に見せる大きな要因のひとつであり、このような場面を見ている画家の心情を表しているかのようである。
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